フレンチの技法で磨き上げたボーンブロススープBONEZ(ボーンズ)の正式ローンチから2カ月。おかげさまで予想を上回るお客様にお試しいただき、定期便をご利用いただく方も着実に増えています。
先日、あるお客様から興味深いご質問をいただきました。「なぜポタージュではなく、ボーンブロススープなのですか?」と。
▶ ボーンブロススープとは?詳しくはこちら(BONEZの特徴)
フレンチレストランを展開する私たちであれば、その認知度を活かしてポタージュなどを販売する方が、お客様にとってもわかりやすいのではないか──確かにごもっともなご指摘でした。現に弊社の豊洲にかまえるケータリングのポタージュは大変ご好評をいただいております。しかし、私たちは**ボーンブロススープ**を選んだのです。

BONEZの販売を始めてまず感じたのは、「ボーンブロスとは何か」をご理解いただき、その上で「BONEZならではのこだわり」をお伝えする、この二段階のコミュニケーションが必要ということでした。ニューヨークをはじめとする海外では広く親しまれているボーンブロススープも、日本ではまだまだ認知度が低く、馴染みのないコンテンツを世に広める難しさを日々実感しています。
それでも私たちが、ポタージュではなく、あえてボーンブロススープにこだわる理由があります。
レストランCITABRIAと私たちの信念
私たちの会社名は「CITABRIA(サイタブリア)」といいます。初めてお聞きになる方の99%が「シタブリア」と読まれますが、正しくは「サイタブリア」です。
社名のCITABRIAは、もともと2001年に西麻布の裏路地にオープンした隠れ家レストランの名前でした。レストランCITABRIAは2010年9月、熱烈なファンの方々に惜しまれながらその扉を閉じ、現在のフレンチレストラン「レフェルヴェソンス」へと生まれ変わりました。

レストランCITABRIAは、とにかく足を運んでくださるお客様にどのようにすれば喜んでいただけるか、幸せな時間を過ごしていただけるか、そればかりを考える集団でした。まさに「忘己利他」。お客様に笑顔と幸せを届けるためにあらゆる知恵と情熱を注いでいた、そんなレストランとして知られていました。
そんなCITABRIAの精神を永続させるため、その名前は社名となり、その精神はグループ店舗にDNAとして息づいているのです。
パンデミックが教えてくれた使命
創業から20年以上、私たちは毎日、お客様に心温まるひと時と幸せを感じていただくためにレストラン業に励んできました。そんな私たちが自らの存在意義を深く見つめ直すことになったのが、コロナウイルスによるパンデミックでした。
人々の生活スタイルが一変する中、私たちは立ち止まることを選びませんでした。私たちは、レストランを出て私たちの料理を必要とする人たちのもとへお届けするという行動を起こしました。お届けする料理は、栄養バランスを考慮し、彩り豊かに、それを目にした方に喜びと安心を与えられる料理になることを心がけました。

それは、常にお客様の立場に立ち、お客様にとって本当に必要なものは何なのかを思考し続けたレストランCITABRIAの在り方でした。この貴重な経験が、現在のBONEZプロジェクトの原点となっているのです。
そしてこの経験を通じて、私たちはレストラン人として大切な気づきを得ました。レストラン人の力で、ご自宅の食卓にも幸せや喜びをお届けできる──いえ、お届けしなければならないという使命感でした。
医食同源の理念のもとで
私たちがお届けするものは、ただ美味しいだけではいけない。心も体も元気になれる安心できる料理ではないといけない。そう考えた代表の石田は、自ら分子栄養学を学びはじめその知識をキッチンの現場に落とし始めました。
そして、医食同源の考えのもと、私たちがこれまで培ってきた技術と経験を、より多くの方の食卓に活かす方法を探り続けました。BONEZは、その試行錯誤の末に生まれた商品なのです。
BONEZは、フレンチの精確さと毎日続けられるやさしさを両立させたスープです。日本ではまだ馴染みの薄いボーンブロスだからこそ、私たちが先頭に立って、その真の価値を丁寧にお伝えしていく責任があると考えています。
ボーンブロスを日常に取り入れる方法や、ファスティングとの関係については 16時間ファスティングのページでも詳しくご紹介しています。
私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。心を込めた本当に良いものを、一人でも多くの方へ──この想いを、これからも行動で示し続けてまいります。
ポタージュではなくボーンブロスを選んだ理由。それは、単なる商品選択ではなく、私たちの20年以上の歴史と信念から生まれた、必然的な選択です。
ボーンブロスが注目される背景や人類史的な位置づけは、まとめ記事でご覧いただけます。

