ボーンブロススープの魅力といえば、グルタミンに注目が集まりがちです。私たちは「腸漏れ」という言葉を知り、それを防ぐグルタミンの重要性を説いてきました。

グリシンがすごい2つの理由
しかし、グルタミン以上に私が個人的にお気に入りなのが、ボーンブロスBONEZに豊富に含まれる**グリシン**です。グリシンには大きく2つの特長があります。
1. コラーゲンの主要な構成要素
人体にとってコラーゲンが非常に重要であることは言うまでもありませんが、コラーゲンはグリシンがないと作られません。グリシンはコラーゲンを構成する上で不可欠な要素なのです。グリシンは非必須アミノ酸なので、体内で作られると思われがちですが、必要量に対して体内での生成量は不十分で、研究では「食事からの摂取がほぼ必須」とも言われています。しかし、豚足やフカヒレを日常的に食べることは難しいため、コラーゲンやグリシンの摂取は意外と難しいのが現状です。

2. 睡眠の質を向上させる
グリシンには睡眠の質を向上させる効果があります。そのメカニズムを説明します。人間が眠るためには、脳と内臓の温度を下げる必要があります。グリシンは皮膚の血管を拡張する効果があり、これにより脳と内臓の温度を効率的に下げてくれます。これが「ボーンブロススープを飲むと眠りやすい」と言われる大きな理由です。
また、グリシンは脳内で中枢神経系の興奮を鎮める効果もあります。これにより、睡眠の中でも特にノンレム睡眠の深い段階の割合が増加することが報告されています。これらの効果はすでに研究によって実証されています。

BONEZはグリシン量が圧倒的
ちなみに、日本国内で最も飲まれているボーンブロススープH社のグリシン量は100g中348mgに対し、フレンチの技法で磨き上げたボーンブロススープBONEZ(ボーンズ)は1,605mgと圧倒的です。
グリシンにはまだ他にもすごい特長があるのですが、それはまた別の機会にご紹介させてください。
グリシン。この名前だけでも覚えておいていただけると嬉しいです😊
グリシン以外にもボーンブロスには多様なアミノ酸やコラーゲンが含まれています。詳しくはボーンブロスとは?歴史と文化の解説記事をご覧ください。

